ファランの姫



剣と魔法、騎士と王女、精霊と魔物。
ファランという王国で繰り広げられる数々の物語のページです。

どれから読んでも大丈夫ですが、時間軸は以下の通りとなっています。




過去







運命を選ぶ者 
   

王女ユノーアに仕える騎士リオスは彼女の不在中、
イーゼル公国の公子の相手役を務めることになった。
公子の目的は王女への求婚だった。だが、国王は許さず、宣告した。
「結末は変わらぬ」――それは運命だった。
そして、リオスは裏切りの罪を犯す。



現在






西の竜退治
   

「西の洞窟に住まう竜の首級を上げよ」
ある日、突然父に呼び出せれ、彼は耳を疑った。
「何考えてやがる! このクソ親父――――ッッ!!」
英雄騎士の曾孫であるというだけで、世継ぎの王女に求婚した竜の退治を命じられたルシェス。
「王国の未来はお前の双肩にかかっている」
(……――俺の未来は?)
果たして、ルシェスは無事生きて帰れるのか?



西へ行かなくては――。
城を抜けて出して、『彼』は旧い友人を頼る。
『西の竜退治』のサイドストーリー。

地底探検
  

王女の命で今度は北の小さな森に行くことになったルシェス。
「一刻も早く来てくれないと私たち、死にます」
奇妙な依頼文に頭を悩ませつつ、魔法士ティルに呻きつつ、今日も災難に立ち向かう。

夢見る乙女に
御用心

王女が心労で倒れたとルシェスは耳を疑った。
「今度は何だ……?」
疑いを抱きつつ、見舞いに行ってみると本当だった。
そして、王女は弱々しく御願いがあると言い出して……。



番外編





遺跡に吹く風
      

ある日、魔法士リィナは遺跡の調査を命じられる。
だが、同行する相手とはどうにも相性が悪くて……。

紙一重な彼と笑顔の彼女

ある新しい魔法実験に立ち会ったリィナとレイヴ。
そして、リィナの怒りの叫びは上がった。
「私に何の恨みがあるのよ、アンタたちは――ッ!!」

彼の余裕と彼女の涙

魔法士の家系に生まれ、若いながらに自分の研究室も持つリィナ。
妬みを買っても少しも平気な彼女だったが、心配事が一つあった……。




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